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胚染色体異常と着床不全~44-47歳の女性の成績~を読んで思うこと

日本では45歳を超えても自己卵子での体外受精(IVF)を行っているようです。

日本で着床前診断が行われないため、染色体正常胚盤胞であるか確かめらないため、医師もその点をはっきりと言わずに気休め的にダメ元で移植されている現状だとしたらとても残念なことです。

皆さんにとって大いに参考になるデータではないでしょうか。44歳以上のPGS成績についてイタリアからの多施設縦断観察研究。

(Fertil Steril. 2017 Apr 19. pii: S0015-0282(17)30250-9.)。

2013年4月- 2016年1月の150 周期

TE生検+Q-PCR によるPGS+凍結融解単一胚盤胞移植(SET)。

102 (68.0%) 周期で胚盤胞が得られた。14.0%の周期で染色体正常胚盤胞が得られた。染色体正常胚盤胞は11.8% (187個中22 個)

凍結融解胚盤胞移植による生産率は移植あたり57.1%(12/21)、周期あたり8.0%、患者あたり8.8%であった。

生産率は44歳の患者で10.6% (11/104)、45歳で2.6% (1/38)、46歳以上では染色体正常胚盤胞は得られなかった。

ロジスティック解析では女性年齢(odds ratio 0.78)と成熟卵(MII)率(odds ratio 1.25)の二項目が有意に生産と相関していた。

年齢の高い方では少しでも早く治療した方が良いことと同時に、MII卵を多く回収することが重要であることが示されています。すべての患者さんに云えることですが成熟卵の回収数をいかに増やすかは大きなポイントです。

参照ページ:http://ameblo.jp/koetaro/entry-12269881326.html?frm_src=favoritemail

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